本澤尚之さん

掛川陽介氏との音楽制作ユニットTOMISIRO(トミシロ)として北野武監督作品(TAKESHIS‘)やマクロス⊿、ケロロ軍曹などのアニメ挿入曲~JPOP、CM、クラシックと幅広いジャンルの楽曲を手掛けている本澤尚之(ホンザワナオユキ)さん。
2009年からはボーカリストKaoriを迎え、ユニットLangageとしてバンドも始動。今回はSpigen製品のこと、自身と音楽制作についてご自宅にお邪魔してインタビューさせていただきました。

 

Languageオフィシャルサイト: http://www.language.ne.jp/

TOMISIRO オフィシャルサイト: http://www.tomisiro.com/index.html

 

―― Spigenの新商品「プロガード」を使っていただいているそうですね。ありがとうございます。

 

本澤尚之さん 以下:HNで省略

 

HN:僕は今まで携帯を落として割ったことが一度もなくて。

 

―― おぉ~それは貴重ですね!

 

HN:何とかケアというのあるじゃないですか。僕は入ってないのでiPhone Xを買ったときに、ぜったい落とさないようにと思って(笑)

 

一同笑

 

HN:最初に使っていたケースが滑りやすかったので怖くなって、そのあと手帳型ケースに変えてみたんですけど、手帳のかさばる感じを気にしながら仕方なく使っていました。

 

――なるほど。

 

HN:頑丈なケースを探していた時にSpigenから凄いのが出たと聞いて(笑)
実はガラスフィルムもこれまでつけたことがなかったんですよ。(※注1)

※(注1)プロガードは専用の強化ガラスフィルムが2枚付属しています。別途液晶保護フィルムを購入する必要がありません。

iPhoneケース プロガード

―― 使い心地はいかがですか?

 

HN:とても良いです!手帳を開くという手間もなく画面を見れるので気に入っています。まだ落としてないです(笑)

 

―― ありがとうございます!

 

 

|音楽について(アニメ)

 

―― マクロスの楽曲を手掛けられているそうですね。

 

HN:はい、そうです。

 

―― 実はうちの会社にもマクロスファンがいまして、大好きなんですけども。すみません…自分はあまり見ていなくて。

 

HN:僕も見てないっすよ。

 

―― えーー!ほんとですか!?

 

HN:あ、でも前作のフロンティアは見ましたよ!坂本真綾さん、菅野よう子さんって音楽界のヒーローじゃないですか。

 

―― そうですね!マクロスは歌で世界を救うというテーマで…

 

HN:そうなんですよね~。もちろん作品に関わるにあたって、アウトラインはさせてもらいましたよ。ストーリーに絡ませてあるのでね。

 

―― 担当された⊿デルタは、事前にこういう曲を作ってほしいというようなことはありましたか?

 

HN:はい。実は発注が来たときはまだアニメ(映像)が出来ていなくて。

 

―― ええーー!

 

HN:そうするとどういうことが起きるかというと、音響監督さんのほうから「おそらくラブテーマは3曲、戦いは5曲」みたいな…。

本澤尚之さん2

―― わーすごい…ザックリな情報!(驚)

 

HN:そうなんです。50曲くらいかな、、メニューリストが送られてきました。リストはマクロスに限らず、どのアニメでもそうなんですけどね。

なので勝手に想像をして音を作るんですよ。このあとこうなったら面白いかな、とかね。

 

―― えぇーーー!

 

HN:ちょっと専門的な話になってしまうんですけど、映画の場合はある程度編集された映像が送られてくるので、音はシーンに合わせてピッタリと作らなきゃいけないんですね。

でもアニメの場合は音響監督さんがシーンに合わせて音楽を編集してくれて、いい感じにタイミングをピタっと合わせてくれるんですよ。

 

―― そうなんですね!すごい話を聞きました。

 

 

|音楽についてLanguage ランゲージ

Languageライブ風景

―― Languageの活動についてお聞かせ願いますか?

 

HN:僕らはもともとクラブミュージックでした。バンドっぽくなくて、、4つ打ちでハウスを作ってて…。

 

―― ほう。

 

HN:当時はクラブイベントしか出ていなかったので、対バンとかなかったんですよね。
でも実際に演奏してみると、4つ打ちってあまり面白くなくて、、

 

―― 笑

 

HN:それで作る音楽をもう少しライブで出来るものにしようと、生のドラムを入れて打ち込みを減らしたりして、だんだんと変わってきたんです。

 

―― 「ネクター」というアルバムをMusic Storeでダウンロードさせていただきました。

アルバムジャケット

HN:ありがとうございます!

 

―― 「ネクター」のドラムは、、

 

HN:あれは生ドラムです。「ネクター」は全曲機械をやめようって縛りなんです。

 

―― そうなんですね。アルバムの中に「Session2」という曲がありますが、他の曲と雰囲気が違うなと感じました。

 

HN:そう、あれは一発録りなんですよ。昔スタジオだった伊豆のペンションにドラムやマイクなどの機材をみんなで持ち寄って、記念にいっせーので録ったんです。

Languageライブ風景2

―― 「1994」という曲も、とても面白くて素敵ですね!シンプルなのに1つ1つの音色にこだわりがあるように思えて、、だから聞き逃せないというか(笑)

 

HN:ホントですか!嬉しいです。狙ってああいうものは出来なくて、やっていくうちに面白い音が出てきた!って感じです。
僕、よく見られたいという音楽って割と気づいてしまうんですね。

 

―― 邪心が、、(笑)

 

HN:そうそう、邪心が入って、音楽に良く思われたいオーラが出ちゃう。狙うとカッコつけてるでしょ?みたいになっちゃうから…そういうのは作りたくないんです。

 

―― Languageの音楽はピュアだと思いました。

 

HN:ありがとうございます!

 

 

|転換期について

 

―― これまで活動されてきた中で、転換期のような特別な出来事はありましたか?

 

HN:僕はいっぱいあって。何が転換期だったっすかねぇ。

 

一同笑

 

―― 音楽をやろうと思ったきっかけは?

 

HN:あのね、親がクラシック音楽をやっていたんですね。

ブラスバンドに入ってたり、ピアノも習っていたんですけど、僕はどうもクラシックは上手くなくて‥。親父が音大の教授だったんですね。

 

―― えーー!(驚)

 

HN:バンドを始めたときに、おまえのやっているものは音楽じゃないと言われて。
YMOとか聞いてまったく…って(笑) クラシックが本物で、僕が聴いてるものはダサいと。

そんなこともあって音大に行っている人たちにものすごくコンプレックスがありました。彼らは譜面も読めるし、楽器もうまいし、何でも出来るじゃないですか。

それに対して僕はコンピューターをいじることはできるけど、まず譜面を書くことができなかった。
第1第2バイオリンだとか、その弦がどういう構成になっているのかだとか…まったくわからなくて。

本澤尚之さん3

HN:ただ、ずっと小学生の頃からオーケストラの音楽やりたいなというのはあって、音楽ばかり聴いていたんですよ。

 

―― なるほど。

 

HN:転換期の話でいうと、マクロスの音楽もご一緒しているんですけど、鈴木さえ子さんという僕が勝手に師匠と呼んでる方がいて…。

もう13~4年位前ですかね、ケロロ軍曹というアニメの音楽を一緒にやらない?と、声をかけてもらったのがきっかけでした。

あるとき「オーケストラすごいやりたいんですよ」って話しをしたら、「やってみなよ」って言ってくれて…。

 

―― 素敵ですね~

 

HN:何もできない僕に、譜面はこうやって書くんだよとか、こういう構成になっているんだよ、ってひとつひとつ教えてくれて。

じゃあ試しにトランペット呼んでみる?みたいな感じで、チャンスをくれたんです。
面白いことに、やっていくうちだんだんと出来るようになってきました。

プラハオーケストラ風景

―― そういば先日のチェコ滞在はクラシックの収録でしたよね。

 

HN:そうですね。今回のプラハのレコーディングは、ある意味自分の到達点というか。やってみたかったんですよ海外で。

さえ子さんは「見届けてやるよ~」と言って今回一緒に来てくれまして(笑)

 

―― すごい~

 

HN:よくがんばったなって感じで(笑)

 

―― 嬉しかったでしょうね。

 

HN:それが大きな転換期かもしれないです。
それがなかったら僕は多分ピコピコの打ち込みをやっていたと思います。

 

 

|音楽制作ユニット「TOMISIRO」パートナーについて

 

―― 掛川さんってTOMISIROでもLanguageでもご一緒している方ですよね。

tomisiro掛川陽介さん

HN:そうです。付き合いは長いですね。
僕が初めてデモテープを送って、会いに行った事務所の人だったんです。

 

―― えぇーーー!!!!

 

HN:一回り以上も年上で…そのときは一緒に音楽を作るとは思ってなくて(笑)

 

―― へぇー(驚)

 

HN:初めて会ったのは小っちゃな暗いスタジオでした。そのときの掛川さん、髪の毛がものすごく長くて、内心怖かった~ (笑)
「いいね~(リミックス)。」って言われて「は、はい。」みたいな…笑 そんな出会いでした。

 

一同笑

 

HN:このデモテープは、人に聞かせたいなと思う最初のモノだったと思います。

自分がカッコいいと思って作った音楽って聴いてもらえないんじゃないかと思ってて。
じゃあドラえもんのリミックスだったら聴いてもらえるかもしれないと…。

 

―― グっとくるものがありますね。ドラえもんのリミックスっていうのも素晴らしいです。

 

HN:大学3年生で就職活動が迫ってる時でした。そのときデモテープを一斉に100本送って、そのうち電話がきたのは2本!おそらくピンポイントで趣味があったんでしょうね。

本澤尚之さん4

―― 音作業を一緒にやっていく中で、意見が食い違うことはありますか?

 

HN:2人でやっていて意見が集約しやすいからなのかわからないけど、なんとかいいバランスできています。掛川さんはいい意味で引いてくれるから…。

あ、でも、こだわる部分もあるんですよ。文章とか詞とかね。

どっちかが先走りするとエゴイスティックな音楽になってしまうけど、2人でやるといい感じにそこが隠れて、いいところで止まるってくれるというか。

 

―― なるほど。

 

HN:お互いコンピューターをいじれると、それぞれ自分の家でアップし合えばいいじゃんってなりがちじゃないですか。

でもそこはあえて熟年夫婦みたいに、ご飯だけは一緒に作って食べることにしてるんですよ。
余計な世間話を挟みながら2人でやっていると気分転換が楽ですよ。

 

―― 素敵ですね~!(笑) 今日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

【最新情報】

tomisiroが音楽担当しているアニメ「鬼灯の冷徹」「Butlers ~千年百年物語〜」現在放送中です。

TVアニメ「鬼灯の冷徹」公式サイト
http://www.hozukino-reitetsu.com/

TVアニメ「Butlers ~千年百年物語〜」公式サイト
http://www.butlers-anime.com/